「焼肉ドラゴン」共感するには遠すぎて

レディスデイの割引で、映画館へ。

「万引き家族」を見るつもりだったけれど、愛読しているブログでこんな記事を読んで、

なんとなく敬遠。

働き盛りの人たちが、親でもないおばあさんの家に住みついて、罪悪感なしにドロボウをくりかえしながら、自堕落な生活をしていて、人間の“絆”なんて言われても、なんだかなあ・・・。「家族を超えた絆を描いた衝撃の感動作」と言われても、私にはぴんときません。全編、汚い家の中でごろごろしている人たちと万引き現場のシーンばかりで、衝撃も感動もありませんでした。

この感想、なんとなくわかる。

この方は「現代の日本にこんな人たちいるの?」とまで書かれていた。

わたしはもう少し映画の方に寄り添える自信(?)はあるけれど、確かにこのブロガーさんのような感覚も無きにしも非ず。

「誰も知らない」からの是枝ファンとしては、社会的弱者に寄り添いたい気持ちは強いのだけど・・・

上のブログを読んだら、「そういう見方はあるよね」と。

こちらが元気な時でないと、リリーフランキー的言説が受け入れられなかったり、樹木希林の振る舞い自体が鼻に突いたり、何より散らかった室内とか湿度の高い生活感が受け入れられなかったり・・・

つまり「万引き家族」を見る準備が整っていなかった。

というわけで、本日はもうひとつの気になっていた映画「焼肉ドラゴン」へ!

新聞の映画評から見たいと思っていた作品。

しかしこの映画を見るにも、今はこちらの体力・気力の充実度において足りていなかったようです。

「焼肉ドラゴン」良い映画だったけれど

タイトルは勇ましそう(笑)

フードファイターか喧嘩シーンの多いバイオレンス系か、はたまた血気盛んな若者たちのコメディかって感じですが、実際はまるで違います。

戦後の高度成長期に取り残されていく在日朝鮮人の家族の話。

大きな歴史の理不尽に巻き込まれながらも、生活を一生懸命守っている。

韓国人俳優のお父さん、お母さん。

すごくいい。

湿っぽくなりすぎない。

「生きていくしかないんだよ」という諦めだけでなく、

「生き抜く」強さと救いを教えてくれる。

娘役の井上真央も良い演技。

大泉洋も他には代えられない人物像を演じている。

・・・しかし、

いかんせん、現代社会にのほほんと生きているわたしには共感というか、共鳴できるところが無くて入り込めませんでした。

そりゃあね、後半はずーっと涙がとまりませんでしたけれど・・・。

それでも、「万引き家族」を避けたのと同様、今のわたしが見てもしっくりこない。

シンプルに感動できなかった自分が「なんだかな~」と思ってしまった後味の悪さ。

せめてその感覚を覚えておこうと思う。

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