「万引き家族」の予習に「海よりもまだ深く」

是枝監督の映画は結構見ているつもりでしたが、コレ見逃していました。

「海よりもまだ深く」(2016年)。

新作の受賞記念にBSで放映していたので、録画して視聴しました。

是枝映画の定番、母親は樹木希林。

駄目息子は、阿部寛。

この組み合わせは「歩いても歩いても」(2008年)と同じ。

「歩いても歩いても」はわたしが一番好きな是枝映画ですが、今回観た「海よりも深く」は阿部寛演じる息子の駄目度がアップ。

外見も汚っこくて、ちょっと辛い。

実家である樹木希林の家も、狭くて古い団地でごちゃごちゃしていて、やっぱりちょっと辛い。

息詰まるような画が続きますが、やっぱり胸にズンときましたよ。

なんかね、いつも納得しちゃうんですね。

延々と映し出させる日常に。

樹木希林演じる母親像、是枝監督のイメージの母というものが、ほんとリアルなんですね。

あ、わかる。

うちのお母さんだ・・・と思う振る舞いがそこここに溢れているんです。

今回妙に納得したセリフは

「海より深い愛なんて経験したことない」と言った後、

「それだって、こうやって毎日幸せに生きている。幸せに生きるってことは、何かをあきらめるってことなのよ」って。

これは自分の母親どころじゃない、わたし自身だって思いましたもん。

わたしも立派な「母なんだわ」っていうか、日々をやり過ごしてきた「おんな」だって・・・

「男ってしょーもない」を体現している阿部寛、いい役者なんだなぁ。

たぶん監督とシンクロしている(笑)

真木よう子演じる別れた妻が、姑である樹木希林を嫌って無い感じが「救われる」。

映画関係者には悪いけど、数年遅れでテレビで昼下がり、一人でみると身につまされる。

そんな映画。

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