書評の力 漫画ですけど「熱海の宇宙人」

先週の新聞書評欄を読んで即買いした「熱海の宇宙人」

自分でマンガを購入したのは、10年くらい前「グーグーだって猫である」以来。

最近は縁遠く、娘の揃えた「鬼灯の冷徹」くらいしか読んでないんですけど、マンガのことは決してバカになぞしていません。

まさに、クールジャパン

朝日新聞日曜版の書評欄はコミック部門も含めたいてい読んでいます。

ほぼ毎週読んででいるけれど、これを読んでマンガを買ったのは初めて。

山崎麻生さんという方の文章。

それくらい惹きが強かったので、即

アマゾンでポチってました。

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虚構をするりと現実に滑り込ませる

書評の絶賛ほどではないけれど、おもしろかったです。

ある種のSF短編小説みたいな、あるいは名のある作家が残した知られざる短編みたいな読後感

ちょっと難しい(笑)

二回読んで理解した気になりました。

表題作、

書評で書いていたとおり、熱海という間の抜けた土地の設定とそこに宇宙船が落ちたっていう設定がいい。

切迫感のある状況なのに、まるで芸能人のスキャンダル程度の世間の報じ方と、主人公たちのなんの疑いも無く宇宙人を受けいれる姿勢も変なのに自然。

なんだかいい話を読んだあとみたいな清涼感。

短編がいくつかあるのですが、中の一遍は昔の高野文子みたいなとぼけた感じで面白かった。

「退化の日」が一番気に入ったかな。

せつないのにさわやか。

作者は川端康成の「片腕」を読んだことがあるのかしら?

平成の人は湿気てないのがいいわねと思ったコテコテの昭和人間(笑)

なかなか味わいのあるマンガでした。

オタクから遠く離れてみても・・

絵は今風

昔の漫画に馴染んだ眼には、背景に人物が溶け込んでいるようで、見にくいかんじ。

でも、高校生の娘によれば、“今人気のある絵柄のひとつでうまい方”という上から目線の評価でした(笑)

書評でもべた褒め

そこには繊細かつエネルギーの強い線で構築された世界が淀みなく広がっており、初見でそののびやかさに目を奪われた。

でも、おそらく私には100パーセントの理解はできていないのだろうな。

やっぱりマンガにしろ他の分野にしろ、普段からクソみたいなレベルのものも含め、多読していないと才能を汲み取るレセプターが鈍るから。

レセプターの鈍った私でも、グッとくるところがあったこの漫画

原百合子さん、売れるといいなぁ

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