イメージ一変!気骨ある芸術家「ミュシャ」展

国立新美術館で開催中のミュシャ展に行ってきました。

アルフォンス・ミュシャ

オシャレなアールヌーボーの画家。

クリムトをイラストっぽくした人というのが、

わたしの「アルフォンス・ミュシャ」の印象でした。

世紀末っぽいオシャレを気取ったブルジョアジーのための絵画・・・

なんて、穿った印象でしょう(笑)

しかし、今回のミュシャ展のメインは「スラブ叙事詩」。

これまでその存在を知りませんでした。

ミュシャ展会場の様子

写真撮影ができた展示室の様子

ミュシャの印象は一変

パリ成功した人気作家のイメージが強いミュシャですが、一方で出身のルーツ、スラブ民族へのこだわりあり作品も同時に手掛けていました。

1911年、ムハ(ミュシャ)はプラハ近郊のズビロフ城にアトリエを借り、晩年の約16年間を捧げた壮大なプロジェクト《スラヴ叙事詩》に取り組みます。
故郷を愛し、人道主義者でもあった彼は、自由と独立を求める闘いを続ける中で、スラヴ諸国の国民をひとつにするため、チェコとスラヴ民族の歴史から主題を得た壮大な絵画の連作を創作したのです。

「気骨のある芸術家」そのものじゃありませんか!

「スラブ叙事詩」

“縦6メートル、横8メートルに及ぶ巨大なカンヴァスに描かれた20点の油彩画は、古代から近代に至るスラヴ民族の苦難と栄光の歴史を映し出す壮大なスペクタクル”

スラヴ民族がなんたるか、その歴史もあいまいにしか知りません。

歴史の授業で断片的にはでてきた記憶はある。

文学や音楽で少しは知識がないわけではない、スラブ民族というもの。

ロシア対ポーランドとか、ユーゴスラビア問題、近くはロシア対ウクライナ、みたいな?

なんか民族間で対立を繰り返している、みたいな?印象。

ただやっぱり人類の歴史に深く根差した「民族」とはなんたるやを

考えさせられる主題は、万人に訴えるモノがある。

いや、それは言いすぎか?

少なくとも、そういう主題をもって生きている人たちの存在を気付かせるものではある。

画家は重い主題を背負いつつ、使命感からこの大作を描き切ったのだろうと思いをはせる。

実際の大きさを前に、やっぱり圧倒されます!

これは見ておくべき展示。

そうは言っても、ミュシャの画風だから、重々しくなりすぎず、見る人のエネルギーを吸い取るような絵ではない、と思います。

ミュシャ展

写真撮影ができた展示室 明るいイメージの絵もあります。

スラブ叙事詩に限らず。その前後の作品もあります。

良く知られたパリ時代のポスター以外に、晩年の画風が少し変わった作品が新鮮。

ミュシャのスラブ人としての自負が感じられます。

一連の時代の作品群とともに、なんといっても巨大な作品を展示できる場所として、国立新美術館のキャパは最適。

よくぞこの展示を実現したなと思ったら、これ新国立美術館開館10周年事業なんですね。

力の入った展示です。

平日でも混雑必至

「スラブ叙事詩」の存在を知らなかったわたしのような人は是非、イヤホンガイドを借りることをおすすめします。

ヤナーチェクのシフォニエッタも使われていますよ(←お得情報?)

入館料は1600円

6月5日までやっています。

平日でも混雑していました。

人込みと絵の迫力に疲労困憊必至。

ほぼ会期が重なる草間彌生展と抱き合わせで、少しお得になるようですが、

一日で両方行くのは無理です!

是非後日出直しましょう(笑)

チケット購入でも並びます。是非、ネットで事前にチケットゲットしていきましょう!

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