「腸内フローラを知る!」決めの一冊はこれだ!

今年を振り返って、個人的に一番の注目ワードは「腸内フローラ」

と思ったら、

「腸内フローラ」を知るきかっかけとなった「NHKスペシャル」の放送は2015年,

ほぼ2年経ってるやないか~

お粗末な記憶力にがっくりきたけど、それは無視して(笑)

「腸内フローラ」

花畑 腸内フローライメージ

腸内フローラとは、お腹のなかのお花畑

腸内に生息している600兆もの細菌が、顕微鏡で覗くとお花畑(=フローラ)のように見えることから”名付けられました。

話題の健康法は「腸内フローラ」がらみ

流行りの健康法はほとんど「ここから?」と思えるほどの「腸内フローラ」。

健康情報番組等では、腸内環境の大切さが繰り返され、乳酸菌が売れているよう。

良好な腸内環境であれば、健康、イキイキ、アンチエイジング~との印象が植えつけられる。

ホントにそうなの?

「NHKスペシャル」の放送内容は衝撃的だったけれど、すでに内容はうろ覚え。

もう一度確かめたくなったので、この本を読んでみました。

当の番組スタッフが書籍化したものなので確かです。

番組では時間の関係で泣く泣く切った情報も盛り込まれており、広範囲にわたる腸内フローラに関する研究の様子とそのおよぼす影響について書かれています。

難しい内容を簡単に。

とってもわかりやすい良い本です。




「腸内細菌と共進化」して生きている

腸内細菌がダイエット、美肌、アレルギー、うつにまで影響をおよぼしているという。

そんなに何もかもと大盤振る舞いじゃないのと思うけれど、腸内細菌は単に食物を消化・分解するためだけにいるわけじゃない。

腸内細菌の働きは多岐にわたり、人間が生きていく上で大切な機能を補っているのだ!

補うというより、人間が持っていないところを、細菌が担っていると言っていいのか。

人間への進化の過程で、戦略的に腸内細菌を巻き込んできたというかんじ。

地球上のありとあらゆる動物は、単独で生きるようには進化せず、腸内細胞と「共進化」しています。それはつまり、共進化したほうが、ひとつの種が単独で進化するより有利だという証拠でもあります。

痺れる!

遺伝子レベルの話で、

生物は生きていくために必要な機能を、すべて自分の遺伝子として持つのではなく、他の生物に任せられる時には、任せてしまいます。

つまり、

あたかも「腸内細菌」を人間の遺伝子の一部のように取り込んでいるという。

そのあたりの説明が、本の中では平易にわかりやすく書かれていて、すーと入ってきました。

価値観を覆すようなことを、こんなに簡単に理解できていいの?と錯覚するほど!

とにかくこの本とても面白かったです。




「便移植」はハードル高し?

ただし、じゃあどうしたら良好な腸内環境が作れるか、についての速攻処方箋は無きに等しい。

まだまだ研究途上、安易に提示しないのが当然っていえばそうなんだけど。

トクホのヨーグルトを食べれば、腸から健康になれるのかと言うと、そう簡単にはいかない。

そんなに簡単には腸内に「善玉菌」は居ついてはくれない模様。

ただし、だからこそいいのだともいう。食べ続けている間は良い効果が続くらしいし。

そんな気休め的(でもないか?)サプリや食品ではなく、現在までに有効な処方箋としてあげられているのが、なんと「便移植」。

「便移植」って、他人のうんちを腸内に入れるってことです!

いくつかの病気に対しては、実際に効果を認められ、海外では「自分で便移植をやろう」なんてことも起きているそう(←もちろん安全性に問題アリ!)

大腸内視鏡のチューブを使って、健康な人の「便」を注入!

oh! さすがにハードル高し(笑)

この分野、日進月歩で研究が進んでいるそうですから、最新の知見を知らせる番組のシリーズ化と併せて本を出版し続けて欲しいです!

とりあえず、この本は買い!

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