「武器としての人口減社会」読後感・・・わたしのことはほっといて~

たまには明るい展望を持ちたくて読んだ「武器としての人口減社会」(光文社新書)

50の無職女には脱力感しか残りませんでした。

「先進諸国が加盟するOECDの各種統計を読み解くと、日本は非常に「残念な国」である事実が浮かび上がってくる。労働生産性、睡眠時間、女性活躍推進、起業家精神……。さまざまな分野で日本は最低レベル。しかし見方を変えれば、少子高齢社会、労働力不足であるからこそ、他国にはない大きなチャンスが隠れていることが見えてくる。負の遺産を最強の武器に変えるため、豊富な統計をもとに、日本がとるべき戦略を考える。」

経済が回ってこその将来であるのは百も承知。

人口減で働き手がいなくなれば、経済活動が縮小され税収が減る。少子高齢化では社会も回らない・・は言い尽くされたこと。

人口統計学は経済のナントカ理論より、ずっとリアルに未来を描きだす。

そのなかで、確実にくる人口減社会の解決策となる人材が、日本にはあるじゃないか。活かされていない良質な労働力があるじゃないか!と本は指摘する。

女性とか高齢者とか、高学歴非正規とかニートとかetc
その資料、いちいち思い当たるけど、その転換ができない構造が問題なわけで、本文中その戦略はまるで示されていない。

著者は「20年以上、外資系証券会社や国際機関で働き、人生の半分は外国暮らし」。夫は米国人で三人のお子様までいるというスーパーウーマン。ナニー(子守り)さんを上手に使ってらっしゃる印象。まさに米国のザキャリアウーマンという・・・

「少子高齢化はチャンス! 」「世界を見てきた経験と、データの裏付けからわかる日本経済の底力」

政策を決めていくのはこういう有識者といわれる方々なのだろうから、大いに期待したいところだが、

うーん

NPOとか福祉の現場とか、日本の様々な現場を知る人たちの意見を組み入れての、それであって欲しいものだ。ありきたりな感想しかもてない。

これまで弱者として本流とみなされなかった人たちが、能力と意思に見合った働き方ができる社会となっていくのは大いに歓迎する。実際それでなければ回らないのは自明のこと。

とにかく制度だけは作って、意識はあとから付いてくる方式でいくっきゃない!とは思う。

が、「一億総活躍社会」の掛け声もむなしいだけの50歳女、現在ほぼ無職のわたし。

おそらくこの先、経済活動に組み込まれての労働=活躍はないと思う。

あるとしたら身内の介護か地域のボランティアか、よくて孫の世話か・・・それはたぶんどれも経済活動に組み込まれるのではなく、やっぱり家庭内労働の延長で無報酬なんだろうな~というあきらめ。

本当はこういった奉仕のような労働を経済活動に組み込んでこその「一億総活躍社会」であるはずだ。

でもね、それなりに無理して働いたときもあったけれど、歳をとるとお呼びもかからないどころか、履歴書も跳ね返されるような経験を続けると・・・

「わたしのことは放っておいて」

なんとかつましい老後が描ける小金を貯めたら、「見逃してくれよ~」ってかんじ?

本は読み終わったら、1.とりあえず本棚に または 2.断捨離用紙袋
この本は 2  新書は鮮度が命というものが多いから、早めのリユースを!紙袋にある程度貯まったら
こちら→古本買取サイト バリューブックスのチャリポン という方法もあります!あるいは難民支援の寄付に活かす(社会派ブロガーちきりんさんのサイトにリンクします)という方法もあります。

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