地方公立高校の今昔 現役教師のはなし

お盆帰省時に出席した高校の同級会(昨日の記事の続き) 席の左右に座ったのが現役の公立高校教師でした。
数学と英語。どちらも工業高校と進学高両方での勤務経験あり。

周りの数人で、地方の公立高校の現状についての話で盛り上がりました。

私自身は地方の進学校を30年前に卒業。

高齢出産のため、一人娘は未だに高校生。

現在首都圏に住むため、「今と昔」、「首都圏と地方」の進学校の格差は大きいと思っていたのですが・・・

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今は昔 のんびりした公立進学校

30年前の高校生時代、本人たちはのんびりしていたつもりはないけれど、高校の進路指導って皆無だった気がします。

教室の後ろに、蛍雪時代の大学一覧と赤本があったくらい。

予備校にも行かず、あんなに薄い情報で受験校を選んだものだと呆れます。

秋には盛大な運動会もあったし、文化祭ではクラスで劇を作ったし・・・

その辺は今も一部の国公立の高校では盛り上がっているようですが(そうでもない?)

それでもやる人は自力で、主にZ会なんかで勉強して、そこそこの実績のある高校でした。

それに比べて現在の首都圏の受験に対する情報の多さと家庭の熱心さには、本当にびっくりです。

それを知ると、もう地方出身では、よほどの地頭の良い子でなければ太刀打ちできないと思っていましたが・・・

公立でも高校間で競わせる

実際に首都圏の有名大学では、首都圏出身者の割合が増えているとは聞きます。

しかし、その理由は「仕送りが大変だから」という主に経済問題から語られるように思います。

が、地方出身のわたしの感覚では、地方にいてはそもそも「学力が合格に届かない」のではないかと思っていました。

地方にも熱心な私立高校が増えてきたものの、まだまだ優秀な子は公立トップ校に行くからと。

しかし、その公立校の受験指導も、昔とは大きく様変わりしているようです。

今回隣に座った同級生教師によれば、

「学校間での実績を出す競争がすごい」

「保護者に選ばれるためには、旧帝大クラスの国立大学の合格者の数しか見てもらえない」。

全国的に高校の学区制がなくなり、全県から生徒を集めるようになって以来、元の地区トップ校同志の競争が始まったようです。

受験に対応した授業と指導に長けた教師が重宝され、発言力をもつようになったというのも、当然と言えば当然でしょう。

「そんなわけで、俺たちの時代とは全然違うわけ~」。

当然時代は動いているわけで、そりゃそうでしょうが、わたし自身は浦島太郎のような気分でした。

もちろん高校の後輩には、広い世界にでていってもらいたいし、地域間の格差は無い方がいいと思います。

学校の努力だけでなく、塾や予備校といった受験産業も全国津々浦々にまで浸透しているようですしね。

ちなみに、予算は学校の建物の耐震化と女子トイレの整備の次に、受験対策にばかりかけられるそうで、公立高校の校舎はちっともきれいにならないそう。

これは首都圏でも同じみたいですね(笑)・・・

何がなくとも、女子トイレ!

ゆとり教育の成果も感じている・・・

進学校の話ばかりでなく、工業、農業高校でも教えてきた同級生教師の話はおもしろかったです。

彼らも学力一本やりの指導より、実学重視の現場は楽しいと言っていました。

「ずっとその学校にいたかったくらい~」

「工業の生徒も怖くないし~」って←昔のイメージと違うんですね(笑)

偏差値で測られないゆとり教育の成果は、進学校以外でのびのびと活かされていると。

そうであれば、目指すところが違う以上、それはいいことなんではないかなぁ・・・ヨーロッパの昔に帰ったみたいだけど・・階級社会でなければいいと思います。

また、スポーツで海外にでていった教え子の話なども聞けて、やっぱり若いっていいねとなりました。

同級会らしい雑談でした(笑)

それなりに充実した同級生とその周辺の話でした。

こちら→「同級会50代見た目が全てを語る」もお読みください!

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